Art × Yachiyodai Vol.2 高橋 佑弥

八千代台の魅力をさまざまな角度から見つめ、地域とアートの成長を目指します。
このコーナーでは八千代台でご活躍されているアーティストさんをご紹介します♪

Vol.2 高橋 佑弥

自分は八千代市を中心に日本画の美術活動をしていますが、それは八千代市を愛しているからではなく、自分の生活環境が近いから(作品を運ぶのが楽だから)です。

通常、美術作家になろうとしたら都内を中心に展示活動を行い、出展した絵を売っていく方が大多数だと思います。自分の場合は高い展示費用、作品を運び出す労力、作品を売りたくない、といった言った理由から都内で展示するメリットがあまり感じられなくなっていました。また、当時(10年くらい前)、僕から見た日本の美術の社会では、特に日本画の美術団体では年功序列になっており、作品の質やオリジナリティに疑問を持っていました。

自分にとって大事なものはどこに出すかではなく、何をつくるかであるべきだと思っています。そして自分の命の瞬間瞬間を掛けて、全力で作品に向かう姿勢が美術であると考えています。

八千代市民ギャラリーと関わるようになって5年ほど経ちますが、表面上の”アート”という言葉で取り繕ったイベントに違和感を感じていることも事実です。八千代で自分が制作を行うからには、八千代市だからこそ最新で最高レベルのクオリティの作品づくりを目指さなければならないと感じています(日本の美術界に蔓延る作品に負けたくないのです)。

地域の方々との交流や町おこしは自分にとって興味が湧きませんが、エンジェルウィングの価値感を変えたいという思いと自分の良い経験として得られるものがあれば良いなとい う思いから、今回参加させて頂きました。あわよくば八千代市の発展を祈って。

高橋佑弥

作品・プロフィールはこちらから
https://yuya-art-works.com